にきびの基礎知識
にきびの原因

にきびの原因は、肌への刺激や、肌の汚れなどの外的原因と、ストレスや睡眠不足といった内的原因とに分けられます。にきびは実にたくさんの要因が絡まりあってできるものなので、あなたのにきびの原因はこれだと言い切ることはできません。
ひとつひとつ解消していくためにも、まずいろいろな原因について見ていきましょう。
にきびの外的原因
手で触る
普段、無意識でも手で顔を触ったりしてませんか?手は気づかないうちに不潔になりやすいので、毛穴の細菌を活発化させ、にきびを悪化させます。また手の温度で皮膚の温度が上昇すると、皮脂腺が活発に働き始めるので、さらに皮脂を分泌させてしまいます。
髪や布が触れる
前髪をおろしている場合、髪の毛がおでこに触れ、汚れが付着したり、皮膚を刺激したり、空気の出入りが少なくなったりするので、細菌が繁殖しやすくなり、にきびができやすくなります。前髪を手でかきあげたりすると、皮膚に汚れが付くだけでなく、髪にも汚れが付いてしまいます。また寝ているときに布団や枕が触れていると、にきびの原因になります。
洗顔が不十分、またはやり方が合っていない
力を入れすぎたり、こすってしまう洗顔や、コットンを使って化粧水をつけたり、間違ったスキンケアによって、にきびができてしまう場合もあります。
化粧品が合っていない
30代までで、特に思春期の場合は、皮脂の過剰分泌によってにきびができていることが多いので、それ以上油分を与える必要はあまりありません。そこで油分の多い化粧品(乳液やクリームなど)を多用してしまうと、余分な油分がニキビ菌の栄養源となり、にきびの原因になってしまいます。
メイクのやり方が合っていない
油分の多いリキッドやクリームファンデーションを常に使っていると、毛穴がふさがれて、にきびの原因になる場合があります。また濃いめのメイクで長時間そのままにしておくと、空気の出入りが少なくなり、皮脂も出ていかず、ほこりなどの汚れも付着しやすいので、注意が必要です。
にきびの内的原因
男性ホルモン
皮脂を分泌する皮脂腺の働きを活発にさせてしまうのが、男性ホルモンです。男性ホルモンといっても、女性の体内にも存在するので、このホルモンが多いと皮脂の分泌が多いとされています。ただ、男性ホルモンが多いといっても、検査でわかるほどの歴然とした差はありません。
ホルモンバランス
ホルモンバランスを維持する機能が何かしらの要因でうまく機能しなくなり、皮脂がより分泌されてニキビ菌の栄養源となったり、角質硬化が起こったりします。ホルモンバランスの崩れは、思春期をすぎた社会人に起こりやすいといわれています。これがいわゆるアダルトにきびです。
生理前
生理前になると、にきびができやすくなったりしませんか?生理前の2週間は黄体ホルモン(プロゲステロン)という女性ホルモンが高まり、この影響で皮脂の分泌量が多くなります。
また生理が近づくと体がだるくなったり、生理痛によってストレスもたまりやすくなり、よりにきびができやすいと言えます。また生理不順の人は、自律神経のバランスが崩れやすく、にきびの要因となります。
便秘・胃もたれなどの体調不良
女性にありがちな便秘。腸内細菌のバランスが崩れ、皮脂の過剰分泌を防ぐビタミンB群の合成が阻害されるので、皮脂腺からの皮脂分泌が多くなります。こうなるとにきびができやすくなったり、悪化しやすくなってしまいます。その他、胃もたれや頭痛など、体調の不良がそのまま肌に現れることもあります。
ストレス
ストレスがたまると、精神的に不安定になり、自律神経のバランスが狂い、これによりホルモンバランスが崩れます。ストレスがあるとステロイドホルモンというホルモンの分泌が活発になり、男性ホルモンが増えたり、ホルモンバランスが崩れ、にきびができやすくなります。最近多い、思春期を過ぎた大人のにきび「アダルトにきび」の原因はストレスであることが多いです。
不健康な食事
脂肪分の多い脂っこいものや、糖質の多い甘いものなどを単独で食べ過ぎると、皮脂の分泌が多くなり、にきびができやすくなります。糖質とは単に甘いものだけでなく、炭水化物なども含みます。またビタミン不足の食事も良くありません。
運動不足
運動不足だと必然的に血液の循環が悪くなり、新陳代謝が悪くなります。こうなると角質層のターンオーバーがきちんとできなくなり、角質層の硬化がすすみ、にきびの原因になります。
喫煙
喫煙による悪影響は肺に対してだけのものではありません。タバコを吸うと、皮膚の血行が悪くなり、ターンオーバーがうまく機能しなくなり、にきびの原因になります。またビタミンが破壊されてしまうため、肌が基本的に弱くなってしまいます。さらに細菌に対する抵抗力も落ちるため、皮膚は弱くなる一方です。
睡眠不足
睡眠不足で生活のリズムが崩れると、自律神経のバランスが悪くなり、ホルモンバランスが崩れます。また細菌に対する免疫力も落ちるため、にきびができやすくなります。
遺伝
にきびができやすい体質や、悪化しやすい肌質というのは遺伝すると言われています。もちろんきちんとケアすれば、問題のない範囲ですが、もともと皮脂の分泌が多い人は、にきびができやすいです。