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にきびの基礎知識

にきびとは


にきびは、医学的には「座そう」といい、英語では「acne(アクネ)」といい、誰でも一度はできたことがある肌のトラブルです。毛穴の多い顔にできることが多く、背中や胸のあたりににきびができることもあります。

にきびのできる流れ

毛穴の中には、皮脂腺という皮脂を分泌するところがあります。そこから分泌された皮脂は、普段は毛穴から放出されます。しかし分泌される皮脂の量が多いと、放出が間に合わなくなります。また、表皮の角質層が厚く、硬くなっていると、毛穴がふさがってしまい、皮脂が外に出れなくなります。

皮脂が毛穴内の毛包というところにたまっていくと、それがニキビ菌のエネルギーとなり、ニキビ菌が繁殖します。またニキビ菌は空気の出入りが少ないところが大好きなので、毛穴がふさがっていると、皮脂との相乗効果でより繁殖し、ひどくなると化膿してしまいます。

皮脂の役割

にきびの原因となる皮脂は、完全な悪者というわけではありません。むしろ正常な範囲であれば、体を守るために必要なものなんです。皮脂線から分泌された皮脂は、毛穴から毛をたどって肌の表面に放出されます。

放出された皮脂は、皮脂膜と呼ばれる薄い脂の膜となって肌を守ります。外界からの刺激を緩和したり、肌の水分が蒸発するのを抑えてくれたりします。さらに紫外線を吸収してカットし、肌の老化を促進する活性酸素の量を抑えてくれます。また、ぶつけたり、擦ったりしたときに、すべらせてダメージを緩和してくれます。

多すぎるとベタついて、にきびの原因にもなる皮脂ですが、正常な範囲内であれば、逆に肌を守ってくれるというわけです。洗顔で皮脂をしっかり落とすのは大事ですが、あくまで余分な皮脂を落とすということです。

ニキビ菌の役割

ニキビ菌もまた、悪者というわけではありません。

人間の体には多種多様な細菌が生息しています。このように常に体内に存在している細菌を常在菌といいますが、例えば腸内にはビフィズス菌や乳酸菌などをはじめとして、100種類ほどの常在菌が実に100兆個も存在しているといわれています。

細菌には大きく分けて「善玉菌」と「悪玉菌」の二種類があります。体に有益に働くものを善玉菌といい、逆に不利益をもたらすものを悪玉菌といいます。細菌というと、悪いイメージがあるかもしれませんが、体内に数多くの善玉菌がいるからこそ、悪玉菌の増殖を防ぎ、健康に暮らすことができるわけです。

肌にも約10種類の常在菌がおよそ1兆個存在しています。その中にあのニキビ菌(アクネ菌)もいます。ニキビ菌は空気に触れる環境だと、増殖できず、死滅するいわゆる嫌気性の細菌です。

このニキビ菌は、毛穴の中に生息し、皮脂腺から出る皮脂をエネルギー源にして、脂肪酸を作り出します。この脂肪酸と皮脂や汗が混ざって、皮脂膜ができます。皮脂膜は、外界の刺激から肌を守り、水分が蒸発するのを防いでくれる、いわば天然の保湿クリームです。

同じように、肌を守るために一役かってくれているのが、表皮ブドウ球菌です。皮膚の表面に生息していて、分泌された皮脂や汗をエネルギーにして、弱酸性の物質や水分を作り出します。肌を弱酸性に保つということはとても大事で、アルカリ性を好むとされる病原菌の繁殖を防ぐことにつながります。

これらの細菌は、通常の状態では体にとってプラスに働く善玉菌だといえます。ただストレスや睡眠不足などによってホルモンバランスが崩れたり、その他の理由によって、皮脂が多くなり、ニキビ菌が過剰に増殖すると、毛穴をふさいでしまい、にきびの原因になってしまうのです。

ニキビ菌は誰でも常に皮膚にいる菌で、これを完全に殺菌することはできませんし、仮に完全に殺菌できたとしても、逆に病原菌や悪玉菌が繁殖してしまうでしょう。

皮脂もニキビ菌も過剰に増えることを防ぐことが大事なのであって、どちらも完全に抑えることはできないし、しない方がいいのです。


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