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肌の基礎知識

表皮とは


人間は、外界からの有害物質の侵入を皮膚で防ぎながら生きています。細菌、ウィルス、紫外線、化学物質などから、体を守ってくれているのが皮膚です。

また、人間の体の70%は水分でできています。この水分の蒸発を防いでくれているのも皮膚です。全体の50%をやけどしてしまうと、生命の危険が起きることからもわかるように、皮膚は私たち人間にとって、とても大事な器官です。

皮膚は、大きく分けて表皮、真皮、皮下組織(皮下脂肪)の3つに分けることができます。

表皮

表皮は、体の部位によっても違いますが、厚さ0.2mm程度で、それが4つの層(角質層、顆粒層、有棘層、基底層)に分かれています。肌における表皮は、バリア機能、ターンオーバーなど、大事な役割を持っています。

ターンオーバー

ターンオーバーという言葉は、転換、再編成、入れ替わるといった意味ですが、美容では表皮の入れ替わりのことをいいます。表皮の一番下にある基底層で作られた表皮細胞は、有棘層で栄養を補給し、分裂しながら押し上げられていきます。

約28日かけて角化しながら角質層にたどり着き、死んだ細胞、角質細胞となり、最終的には垢となってはがれ落ちていきます。表皮細胞が生まれ、角質細胞となってはがれ落ちていくこのサイクルをターンオーバーといいます。

ターンオーバーによって、表皮細胞は常に新しいものに入れ替わっていることになります。このため表皮にできた傷は、痕にならずに治るわけです。爪や髪の毛が生えかわるのと同じイメージです。

ただ、傷が表皮を越えて真皮まで達してしまうと、真皮にはターンオーバーの仕組みがないため、痕が残ってしまう場合があります。これは傷だけに限らず、紫外線にも同じことが言えます。

紫外線によってメラニン色素ができても、表皮の中にいる分には、約28日後のターンオーバーでいっしょに体外へ出ていき、肌の色は元に戻ります。しかし色素が真皮までいってしまうと、基本的にはそこに残り続けることになり、これがシミとなるわけです。

このターンオーバーは、年齢とともに速度が遅くなっていき、40代になると、約40日かかるようになるといわれています。こうなると傷の治りも遅くなり、シミもできやすくなってしまいます。

また角質層の厚さが増し、逆に表皮の角質層より下の層が薄くなるため、肌がくすんだり、硬くなったり、シワができたりもします。

角質層

肌の一番外側にある角質層は、基底層から肌の表面にあがってきた表皮細胞の死んだもの(角質細胞)によってできていて、この角質細胞はやがて垢となってはがれ落ちていきます。

ちなみに動物でも植物でも、すべての生きている細胞には核というDNAなどの染色体を含んだものが存在しますが、角質細胞は死んでいるため、核がありません。

バリア機能

海に入っても、塩分が体にしみ込むことはないですよね?シャンプーを触っても、体の中まで入ってくることはないですよね?これらは角質層のバリア機能によるものです。

死んだ細胞(角質細胞)がレンガのように積み重なって、厚さ0.02mmの角質層を作ります。このとても薄い表皮の表面部分が、外界のすべてのものから体を守り、体内の水分の蒸発を防ぐという大事な役割を果たしてくれているわけです。

角質層にはセラミドなどの保湿成分を自ら作り出しているので、約30%の水分を含んでいます。保湿成分の不足などにより、水分が減ってしまった状態が乾燥肌です。

乾燥肌になると、角質層のバリア機能も弱まり、外界からの刺激が侵入しやすくなります。こうなると、小さな刺激でも肌が反応してしまい、敏感肌になってしまいます。

髪の毛やほこりが触れただけでかゆくなったり、化粧水がしみたりするのは、こういった要因によるものなのです。

セラミド

バリア機能の強弱の鍵を握るのが、セラミドです。角質層には、角質細胞間脂質というものがあり、これが、レンガのように積み重なっている角質細胞同士をつなぐセメントのような役割を果たしています。

この角質細胞間脂質は、いろんな脂質が混ざり合って表皮細胞で作られますが、その中の半分を占めるスフィンゴ脂質という脂質の、95%の成分になっているのがセラミドなんです。

これらの脂質は水と結合して、肌の水分を保つ保湿成分の役割を果たし、なおかつ角質細胞同士の間にすきまを作らないようにし、外界の刺激からも守ってくれます。

しかし、セメントとなるセラミドなどの角質細胞間脂質が不足すると、レンガである角質細胞が安定せず、垢になる前にはがれ落ちてしまったりします。肌が荒れて、白い粉がふいているようになるのが、この状態です。

レンガが崩れるということは、当然バリア機能も弱くなるということなので、刺激が侵入しやすくなります。粉がふいているような時に洗顔をするとしみるのは、このためです。

このようにセラミドは、肌の水分を保ち、バリア機能を保つためにとても大切な成分ですが、年齢とともに作られる量が減っていくので、乾燥しやすくなっていくといえます。

基底層

表皮の一番底にある基底層は、新しい表皮細胞を作り、ターンオーバーの出発点の役割を持っています。血液から酸素や栄養分をもらって新しい細胞を作るので、ダイエットや偏食で栄養が偏ったり、特にたんぱく質が不足したり、タバコによって血行が悪くなったりすると、うまく表皮細胞が作れなくなるのです。

基底層は、真皮との境目にあります。傷が真皮に達した場合、完全に修復するのは難しいため、基底層は強い膜のようなものを持っていて、真皮を守るという役割も持っています。

また基底層にはメラノサイトというメラニン色素を作る細胞があります。これは太陽の紫外線が真皮まで達しないように、メラニン色素で黒いカーテンを作るためです。

このように外界からの刺激から、真皮を守ってくれる基底層ですが、これもまた年齢とともに機能が弱くなり、メラニン色素が真皮に落ちてしまったりします。真皮までいってしまったメラニン色素は、シミとなって残るので、若い頃よりシミができやすくなるというわけです。


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